レンジャー PTO作動不良 修理

H19式 BDG-FC6JCWA レンジャー
PTOスイッチを入れてもPTOのクラッチが入らず作動しないようです。

うちに入庫するトラックの中では新しい部類に入る車両です。(近隣県で規制があるから余計に古い車が回ってくる。。。)
さらに、今まで4tクラスやエアブレーキの車なんてさわったこともないので苦手分野です。
さらに、さらに、トラックなど法人のお客さまは大体引取で社長が行って対応するので問診なども不完全で事前の情報がほとんどありません。

と、愚痴っていても仕方がないので勉強しながら点検します。
まずは現象確認。
スイッチを入れてもスイッチの表示灯もつかず、クラッチが入る音もしません。
配線図でPTOがどのように作動するか確認。
画像

スイッチ部はONになると#6-#7が導通し、PTOのユニットに入力するみたいです。

じゃあ、配線を点検して、故障原因を特定していきます。
簡単な所から・・・スイッチの#6に電源電圧が来ているか点検。
0V。来ていません。
ヒューズ#65の点検。良好。
となると、ヒューズ以降からスイッチ#6間で断線もしくはショートしているということになります。
途中、「JA8」と「Ay1」2つの中間コネクタがあるので大まかに3分割でどこに不具合があるのか配線を追っていきます。
しかし、ここで勘違いをしてしまい、余計な作業をする羽目に。。。

JA8はヒューズボックスの奥にある・・・
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このコネクタ。
電圧点検し、OK。なのでJA8以降に不具合ありということになります。
そしてAY1は・・・
画像

画面中央下の白いプラケースの中。
ここにアクセスするにはヒューズボックス下のコントロールユニットがまとめられているブラケットを外さないといけません。
ばらした後に気が付きました。ここはAY1だということに。
Ay1とAY1・・・別のコネクターでした。。。だまされたー
Ay1は
画像

PTOスイッチのすぐ近くでした。うわー余計なことしてしまった。

で、このコネクター・・・なにも付いてません!ここで断線です。
確認の為にショートさせます。
画像
作動OK!点灯確認!

しかしまぁ、なんでショートコネクター外れてしまったのでしょうか。ここらへんは事前問診で何か情報を掴めたかもしれませんね。

部品の手配に時間がかかりそうなので、応急処置をして作動できるようにしました。


H29.8.18追記
4年以上前の記事ですが、再修理させていただいたので追記します。
この記事のあとに純正ショートコネクタを取り付けて、その後も作動していました。

お盆休み前の最終日に、作業現場でダンプが動かなくなったということで、出張修理にいってきました。
この修理自体、消化不良というか、構造なども完全に理解できずにしていたので、修理後も何度か回路図や整備書を見てましたが、ざっくりすぎてよくわかりませんでした。

現場について、まずは症状の確認。
クラッチを踏んでスイッチを入れても無反応。PTOが入った感じがありません。
前に取り付けたショートコネクタを見るとちゃんとついています。
電圧を測ると上流側は24Vありますが、下流側は0V。
おかしいなーとみていると、車両側とショートコネクタの配線の位置が違うのに気づきました。
そうです、ショートコネクタを取り付けても配線は接続されておらず、付けても付けなくても変わらないのです。

4年前に応急処置からショートコネクタにしたときには、正常な状態に直っていたようです。
で、4年間不具合が発生していなかったということになります。
上にある配線図の「T/M PTOの場合」というのはT/M PTOの場合はショートコネクタはありませんという意味で、ワンタッチPTOの場合にショートコネクタが付いていると理解しましたが、配線図では車両側の配線の位置が装備によって違うという表記もないので、真相はわかりません・・・。

現場の点検に戻って、PTOスイッチに電源が来ていないので、クラッチストロークスイッチを点検します。
クラッチを奥まで踏んだときに入るスイッチで、「クラッチを踏む」というPTOを入れるための条件を作っています。
スイッチON時に導通がないので、スイッチ不良で確定です。
とりあえず現場で作動させる為に、コネクタをショートさせて強制作動。
盆明けにクラッチストロークスイッチを交換して、作動良好となりました。


4年越しの修理完了!

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この記事へのコメント

nack
2016年09月20日 00:13
同じような症状で本日の修理で参考にさせて頂きました。ひとつ疑問に思ったのは、Ay1のショートコネクタは応急用のものではないかと疑いました。というのも、本日私が診たレンジャーにもAy1コネクタには何も刺さっておらず、アップされている回路図には載っていませんがPTO本体に付いているポジションスイッチの不良によるPTO作動不良が原因でした。スイッチの直結にて作動不良でした。私の予想ですがクラッチストロークスイッチから回路図スイッチ6に電源が供給され、PTOのポジションスイッチによる電源保持回路になり、クラッチペダルを離してPTOが入るといった構造ではないかと考えられます。
2016年09月30日 22:47
nack様
コメントありがとうございます。
コメントを頂いてから再度配線図や整備書を確認しました。
当時の記憶が少し曖昧ですが、おそらくほかに原因があったと思います。
当該車両が入庫した際にもう一度確認したいと思います。
コメントありがとうございました。

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